農家のしごと

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12月1日(火曜日)
国旗繋農縁祭開催決定国旗


みなさま「農家」の仕事ってなんだと思いますか?
農家になりたいと思いますか?なりたいという人と、なりたくないという人のどちらかだと思いますが。
それはなぜですか?


この問いに、ほとんどの人は農家になりたくないと言います。
でなければ日本の食糧自給や耕作放棄地の拡大はこんなにも広がらないですし、致命的に次の後継者不足に頭を悩ます何てこともないのだと思います。
では、なぜ農業という職がそんなに魅力が無いのか。


そもそも「農業」ってどんな仕事だと思われているのか。


農業を専業とする生産者さんとインタビューのために話をしに行くといろんなパターンがありますがマイナス思考な発想も多いです。
農業は儲からん。しんどいだけで儲からん。天候に左右され台風で収穫量は激減して、国の補助金が無ければやりきれない経営を役に立てない未熟さと呪い、悩む。
これをイベントの参加者に伝えるには、どう伝えるのが良いかを考えました。
伝えないほうがいいのか、いろいろ悩んだ末に「ありのままを伝えよう」と思いました。
そして、農業という仕事がどんな仕事なのかを伝えようと考えました。

農家のしごと


農業という仕事は田畑で野菜や米や大豆などの「食べるもの」を生産するという当たり前の見方。
これはホンモノの農業という仕事の定義ではありません。なぜ違うのかというと、農家の仕事をよく見たからです。
農家の仕事は田畑に種を巻いてできたものを収穫して仕分けて出荷するだけでは無いからです。いい野菜ができるように土の環境を整えたり、水と光の調節をしたり、雑草や猛獣の対策をしたり。

体力と根気との勝負です。

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その中にも更に「農業」という仕事に対して考えさせられたのは、無農薬・無化学肥料にこだわった生産をされているある農家との出会いがあったからです。
その農家さんは安心で安全に食べられる食材を作ると同時に豊かな環境を守る為だと言っておられました。

農薬はかければ害虫は死ぬ。
しかし同時に本来は体に入れないほうがいい薬品や化学物質が体に取り込まれることにもなる。
たとえ雨で流れ落ちると言っても、土中に吸収され根から吸われ野菜ができれば野菜自身にもその農薬が残ることになる。
さらに言えば、蒔いた農薬は日光にあたり蒸発して空気中に撒かれ雨になって広域にその影響を及ぼすのだと。

農家のしごと


ここまで農家には責任があったのかと考えさせられ、この例は極端だとしても、私たちは農家から食料という最も身近で私たちの体を形成する元となるものを生産していただくと同時に安心して暮らせる自然環境も守ってもらっているという現実に触れました。

私たちは住みやすい環境のために火を手にし、後に光を手にし、今では日本の科学者によるLEDという発明にノーベル賞が与えられるということで盛り上がったりしました。そして、それらはビジネスとして電気を使う分だけ料金を支払うということが当たり前にあります。

ここで考えていただきたいのは、私たちはこの気持ちのいい空気や景色を見れるということを当たり前だと思っていないかということです。



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